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矢沢永吉における「経験と観察力」

思考は現実化する』では、“経験と観察力”について次のように述べています。

【個人的経験と観察力を高める】
▼成功する人々は、自分の人生の目的、仕事、職業のために常に知識を求めてやまないものである。
▼知識が力になり得るのは、知識が、目標に向けた行動プランの中で活用されたときだけである。
▼人は、持っている知識によって富を得ているのではない。身につけた知識の用い方を知ってる人が富を得るのである。
▼知識は豊かさへと続く道であるが、その道を進む決心がなければ豊かにはなれない。
▼素晴らしいアイデア、これほど価値のあるものはない。「明確な目標」と「完全な行動計画」があれば、アイデアを富に変えることができる。

苦しい生活環境の中でも矢沢永吉は、ミュージシャンになるため楽典の本を買ったりしながら、自力で種々の知識・技術を吸収していきました。また若いうちからビジネス書や新聞にも興味を持って熟読していたことに驚きます。

    • 楽典の本も買って、学校に持ち込むようになった。高校生だな、それは。

楽典、バリバリ読んでって、音楽家ってイメージに近づいていくわけ。
発声の本も買ってね。腹式呼吸の訓練。
次は、声楽の本も買って、単独で勉強した。
『ラジオ技術』って本を図書館に通って、そればっかり見てた時もあったな。

      • 愛読書はカーネギーの『人を動かす』

高校一年の時、キャバレーを三軒経営している社長がオレをえらい気に入って、オレに合ってるって、『人を動かす』をくれたんだ。十回ぐらい、リフレインで読んだよ、えらい気に入ってね、キザに友だちの誕生日に贈ったりしたよ。無意識のうちに、ためになってるみたい。
「ああなるほど。なるほど。一理あるな」と感じたわけね。

        • 新聞はスミからスミまで目をとおす

ほんとの愛読書は、オレの場合、新聞だよ。バカ読みする。政治面から、株の欄まで。スミからスミまで読む。メンバー、びっくりしてるよ。毎日の楽しみだよ、新聞は。
ロックミュージシャンて、あんまり社会面だ、軍事だって話しないでしょう。オレ、意外に好きなのよ。不思議、自分でも。
でもさ、自分が何かしなきゃ、と思ってる時にぶつかった本ていうのは、実に意味があるね。
そういうキッカケって大切だね。

矢沢がほかのミュージシャンと大きく違うところは、視野の広さです。その大きな要因の一つは、上記のように高校生の頃からすでに幅広い知識欲と好奇心を持っていたことにあると考えられます。

また下記のように、ミュージシャンの権利にも敏感でビジネス感覚にも優れていました。

高校卒業して一人夜行列車で広島から横浜に来て、世間の荒波にもまれながら生き抜いてきたことが【個人的経験と観察力を高める】結果につながったはずです。

          • キャロルは最低の契約を結ばされていた。オレは怒ってた。他のメンバーは、そう怒ってはいなかった。「何だかしらないけど、やれるからやってる」って感じ。オレそういうのは嫌いなんだよ。

オレは、自分をとりまいている社会の仕組みをわかろうとしていた。前に進むためには、どうしたらいいか。いろんなことを知ろうとしたし、わかってきてた。

そうすると、上にいた連中は煙たがる。アーチストらしくないから。これは自信過剰で言うんじゃない。アーチストってのは、使われているだけの人形みたいじゃないと困るんだ、上のやつらは。印税計算もバチバチできるわ、方法論もある。
アーチストの矢沢だけじゃなく、そういう面での矢沢も含めて、キャロルを持ち上げてきたんだ。オレ、ものすごいエネルギーを費やしてた。

『思考は現実化する』 ナポレオン・ヒル(著)
『矢沢永吉激論集 成りあがり』  矢沢永吉(著)

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