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矢沢永吉における「行動計画」

思考は現実化する』では、“行動計画”について次のように述べています。

【体系的な行動計画を立てる】
▼「計画」は目標や願望を実現にいたらせるまでの架け橋となる。だがこの橋を渡るにあたっては、優れたリーダーシップが発揮されなければ、途中で立ち往生しかねない。
他人の経験や知識、才能、想像力を借りることによってはじめて成功することができる。
▼最初の計画が失敗したら、次の計画で挑戦する!うまくいくまで、それを繰り返せばよい。これは成功のための重要なポイントである。
▼一時的な失敗は永久的な失敗でない。
▼「最も優れた人は、万人の召使いにもなれる人である」

グループの結成、機材の準備、練習、オーデションや出演の交渉などはすべて矢沢永吉が実質的にリーダーシップを発揮しながら進めていきました。

挑戦と失敗を繰り返しながら徐々に計画が具体化し、ギャラも少しずつアップしていく様子を語っています。
道なき道を進む精神力、己の発言を実現していく行動力・・・。

思考は現実化する』で述べる“行動計画”のエッセンスが以下の矢沢の語りに反映されているので、少し長くなりますが記述しておきます。

    • 曲の売り込みにレコード会社へ

東芝に行った。何で東芝か、簡単、ビートルズのレコード出してる。
「また、いい曲書いて来てよ」・・・いわゆる、断られた。あっさりと。
その後、CBSソニーにも行った。設立したばっかりの時だったね。若い会社だろ。若いってことでわかってくれると思って行ったんだ。テープ預かりますってことで預けた。
わくわく。返事はどうなるかと思って。あっさりきたよ「不採用」ってことで。

まず バンドをつくらなければ
働いてる時にも、それっぽい客がくると口かけといた。「実はオレ、バンドつくりたいんだけど、いいバンドの話あったら声かけて」ってやってたわけ。
最初のバンド ザ・ベース結成
全部で五人くらい集まって、顔パッと見て、思った。「即、解散!」なんで、しばらくやろうと思ったか。キッカケをつくろうと思った。既成事実をつくって、そこから出発しよう。始めなければ、いいミュージシャンにも会えない。彼らには悪いけど、当時オレは、そう思ってた。

うまくなるには人前でやらなきゃダメ 初舞台は歌声喫茶だった

ディスコのオーデションを受けた やる気だけしかなかった
ああいう所でウケなきゃ! 「実は、ぼくら横浜のザ・ベースってバンドで、かなりあちこちでやってきたんですけど。ちょっとこの店で歌わしてくれませんか? オーデションでも何でもいいですけど・・・」
ドミジメ! 最初のディスコ。マネージャーが来て、「コーヒーでも飲んで帰れ」って。武士の情けだよ。
それから大反省よ。「オレたちやろうぜ!」それで猛練習。

横須賀のクラブに売り込む 見事オーディション合格 ギャラ一万 レパートリー五曲
少しは何とかカッコがついてきた。でも、まだまだハッタリだ。

今度は横須賀に行った。「ぼくたち横浜じゃかなりの線でキメまくってるバンドなんですけど、横須賀でもやろうじゃないかということで・・・オーデション、受けさしてくれませんか」
「ヤバイよ。OKだとさ」
一ヶ月契約!「そのかわり、金出せんよ」って言う。「金、いらないですよ。ボクたち、練習も半分ありますし、出さしてもらえれば十分ですから・・・」「横浜に住んでるってたな。じゃあ定期ぐらい買えよ」って、一万円くれた。
これが、オレが歌を歌ってもらった最初のギャラ。「ヤバイよヤバイよ」みんな浮き浮きしてた。金もらって、みんな喜んだ。

オレ、そこの裏の汚い倉庫で作曲をやってた。そういう曲はザ・ベースではやらなかった。ベストと認めるメンバーで、オレのオリジナルをやりたいっていう気持ちがあったんだよ。
彼らには悪いけど、ザ・ベースは、オレの手段だったんだ。これを糸口にして、いろんなやつと知り合おうと考えてたわけ。いろんなバンドマンってやつに会って、ちょっとずつグレード・アップしていこう、そう思ってた。

機材グレード・アップ 練習につぐ練習 横浜・本牧“ゴールデンカップ”出演
その頃からオレは、チリ紙交換とか陸送の仕事をやりだした。だから買えるわけ。正解だったね。無理しても楽器そろえたというのは。そのへんで、メジャーな線ねらいたいなあってことになってきた。それで、本牧の“ゴールデンカップ”出ようということになった。

オーデション受けて・・・即決。「おまえ、ボーカルいい」って言われたもん。「ほんまに?」自信持っちゃったね。一ヶ月契約。いくらだと思う?ギャラ・・・。十六万円。ベリー・グーだよ。
そんなもん、もう、十二万でもいいよ。十万でもいいよ。でも「ああ、十六万ですか。この間、二十万ぐらいだったんですけどね」って、常にハッタリよ。メンバーと全員で「山わけして三万二千円だぞ」「大金だ」自信持ちはじめたよ。

『思考は現実化する』 ナポレオン・ヒル(著)
『矢沢永吉激論集 成りあがり』  矢沢永吉(著)

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