産業革命という言葉の歴史を振り返ると、一般的に次の様に考えられています。
- 18~19世紀に英国で起きた蒸気機関の発明により機械化が進んだ第1次産業革命
- 19~20世紀の石油と電力による大量生産が可能となった第2次産業革命
- 20世紀後半からのコンピュータによる生産自動化が進んだ第3次産業革命
そして、現在の第4次産業革命の技術要素そのものは、以前から取り組んで来ているものも多いのですが、2011年にドイツが製造業の競争力強化をめざした技術戦略「インダストリー4・0」という用語を用いたのが、第4次という言葉が定着したきっかけとなったようです。
データとAI(人工知能)の進化により、指示を与えなくとも機械が自分で考えて判断・行動するようになります。第4次産業革命が進めば、ビジネス・産業構造が劇的に変化していくのは間違いありません。
最近出版された、竹中平蔵著『第4次産業革命!日本経済をこう変える。』では、大きく次の五つの要素が相互に作用し合って新しい産業を生み出し、また社会の構造を変えると考えられると述べています。
- AI
- ロボット
- IoT
- ビッグデータ
- シェアリング・エコノミー
そして、「革命的な時代がやってきたという“時代認識”を持ち、大胆に行動しよう」と語っています。
新聞やビジネス関連雑誌でも、最近は頻繁にAIやIoTなどの第4次産業革命に関わる特集記事を掲載するようになっています。
本ブログでも最重要テーマの一つとして、第4次産業革命関連の動きを取り上げていきたいと思っています。