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第4次産業革命: 衝撃3

前回に続き、週刊ダイヤモンド(2015-10-3)に「第4次産業革命 四つの衝撃」として掲載された中から今回のコラムは衝撃3について紹介したいと思います。

参考までに、「四つの衝撃」は次の通りです。

衝撃1、製造業のサービス業化
衝撃2、ボーダレス化・リアルタイム化
衝撃3、需要と供給のマッチング(最適化)
衝撃4、大量生産からカスタマイズ生産へ

衝撃3、需要と供給のマッチング(最適化)~例えば【渋谷から新宿まで行きたい。誰か行ってくれる人は?】

 スマートフォンのアプリを使ったタクシー・ハイヤー配車サービスのUber.実はこれもIoT活用による新しいビジネスだ。
Uberでは、スマホのGPS機能を使って、客がアプリで現在地を通知する。するとUberの登録者の中から最も近くにいる車が選び出され、迎えに来てくれる。スマホを通してヒトとモノがつながるからこそ可能な仕組みだ。現在では複数の企業が同様のサービスを開始している。
ここで重要なのは、客の真のニーズは何かを考えることである。客がタクシーを呼ぶのは、タクシーに乗りたいからではない。「移動するための足」が欲しいからだ。一方、車の保有者は、空いている時間に車を有効に使いたいと考えている。
この需要と供給をリアルタイムでマッチングさせるためにIoTが活用されているのだ。今後、こうした需要の最適化ビジネスはさらに広がっていくだろう。
週刊ダイヤモンド(2015-10-3)

衝撃3は、個人が持つモノや場所、余った時間を他人のために活用することで収益を得るシェアリングエコノミー。いわゆる「シェア経済」が注目されています。

「新たなビジネスモデルとして注目され、市場規模は拡大を続ける。世界市場は2013年の約150億㌦(約1兆7000億円)から25年には3350億㌦に膨らむと見込まれている。」(日本経済新聞2017-1-10)

「シェア経済」の代表的なビジネスがスマホで配車する「ライドシェア」と、空き部屋を旅行者に貸す「民泊」です。

しかし、こうしたビジネスが急速に普及するにつれ、既存業界や自治体とのあきれきも高まっています。「ライドシェア」では、当然タクシー業界との間でトラブルが発生するし、「民泊」では、騒音や家賃高騰などによる地域住民からの苦情などです。

このように課題も多く抱えている「シェア経済」ですが、利用者からの支持も根強く、経済成長につながるとの期待も大きいので、課題を克服しながらも拡大していくと見込まれています。

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