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IoT 孫氏の野望

ソフトバンクはこれまでも、非常識と思われるようなM&Aを繰り返しながら成長してきています。しかし、それでも今回の英アームの3兆3000億円という巨額買収は世間を驚かせました。

アームはスマホに搭載されているMPU(超小型演算処理装置)では圧倒的なシェアを持つ半導体の設計メーカーで、近い将来アームがかつてのパソコン市場におけるインテルのような存在になる可能性が高いと考えられているようです。

今まで、ソフトバンクの本業である携帯や通信とは相乗効果が見えにくかったが、ここに来て狙いが浮き彫りになってきました。

孫氏の狙いについての新聞記事がでましたので、以下に要点を紹介します。

『IoT 孫氏の野望』

ソフトバンクグループが「次の本業」に標準を定めた。あらゆるモノがネットにつながるIoTだ。英半導体設計アーム・ホールディングスを買収してモノの頭脳になるチップを手に入れた孫正義社長は「地球全体をネットワーク化する」壮大な構想に動き始めた。

「地球は一つのコンピュータになる。その時に何ができる?」・・・それが地球コンピュータ構想だった。

米衛星通信ベンチャー「ワンウェブ」。赤道上空を回る静止衛星の30分の1の高さの地上1200㌔に小型衛星を飛ばし、地上に電波を送る。地球を丸ごとひとつの通信網で覆うためだ。孫氏は「ワンウェブ」に1200億円を出資して筆頭株主となり「通信革命をもう一度起こす」豪語する。

宇宙空間から届く通信ネットワークを何に使うのか・・・。点と点を結びつけるのが孫氏が昨年掲げたIoTへの参入だ。

3兆3000億円の巨費で買収したアーム。地球全体に行き渡る通信とモノの頭脳である半導体を握る。モノがネットとつながる社会の根幹をおさえることが、孫氏が描くIoT戦略だ。

孫氏はネットにつながるモノそのものには関心がない。狙うのはIoTno世界で起こる動きを裏から支える「プラットフォーマー」地位だ。

日本経済新聞社(2017-3-16付)

孫氏は常に、次の世代において中核的役割を果たす企業に手をつけておきたいと考えています。
確かにアームやワンウェブは、IoT時代においてカギを握る企業であることは間違いないようです。

孫正義社長の”地球全体をネットワーク化する”という「地球コンピュータ構想」は、確かに野望に満ちた壮大な構想です。

『AI時代に生き残る企業、淘汰される企業』 加谷珪一(著)

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