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シェア経済、エアビー旅行会社へ進化

3月19日のコラム「シェア経済、牛歩の日本草刈り場」で次の様な新聞記事を紹介しました。
・・・「今の日本の政策立案スピードは、世界に広がる技術革新の波に全く追いついていない。その間にも米エアビーアンドビーが日本で対象物件数を増やし、中国で民泊仲介サイトを手掛ける途家も日本進出を果たす。気付けば、日本は海外企業の「草刈り場」となりかねない」。

今日付の新聞にもまた、上記を裏付ける次の様な記事が出ました。

『エアビー旅行会社へ進化』~民泊以外へ事業拡大

米エアビーアンドビーが住宅に旅行者を有料で泊める民泊の仲介業者から、「総合旅行会社」に進化する。
21日、日本で体験イベントなどを予約できるサービス拡充を発表。今後は航空券やレンタカーの手配なども視野に入れる。10日には政府が全国で民泊を解禁する「住宅宿泊事業法案(民泊新法)」閣議決定した。シェアエコノミーの巨人が矢継ぎ早に打つ手に、国内の旅行業者は戦々恐々としている。

日本経済新聞社(2017-3-22付)

米エアビーアンドビーは2008年8月にサンフランシスコで創業、14年5月に日本法人を設立しました。

昨年11月には、旅行に関するすべてを同社のアプリで完結できる「トリップ」構想を明らかにし、日本でも航空券やレンタカーの予約、食事の手配などのサービスを検討するようです。

2016年にエアビーを利用した訪日客数は約370万人。同じサイトで旅行に関する手続きを完結できればさらに利用客を取り込めるとみています。

「我々のアプリを使って、旅行の望みをすべてかなえられるようにしたい」・・・今回のサービス拡充の先に見据えるのは総合旅行会社への脱皮です。

国内旅行各社は「最大の競争相手の一つがオンライン系旅行会社」とみて頭を悩ませているようです。まずJTBなどの国内大手旅行会社がシェアエコノミーをベースにしたオンライン系旅行会社に対抗して、どのようにビジネスモデルを転換していくかが注目されます。

それにしても、勢いあるIT企業の構想・ビジョンや、矢継ぎ早に手を打つスピード感にはいつも関心させられます。

明確なビジョンは飛躍する企業に共通する特徴です。

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