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ピグマリオン効果~ホメテヤラネバ

ものを考えるたり、文章を書いたりするのは、日常の仕事と違って、なかなか、うまく行きません。普段の仕事ならどんどん片付いて行くのに、考えごとは、いつまでたって進まないことが少なくありません。同じところを堂々めぐりし、そのうち、これはダメかもしれない、という気持ちになって来ます。

このような悩みの対してのアドバイスが、『思考の整理学』外山滋比古(著)に「ホメテヤラネバ」として記載されています。この内容について、要点となる箇所を抜き出して以下に紹介したいと思います。

悩む本人に対しては、自己暗示をかけなさいとしています。かならず、できる、よく考えれば、いずれは、きっとうまく行く。そういって自分に暗示をかけるのです。間違っても、自分はデメなのではないか、いや、ダメなのだ、などと思い込まないことです。

自己暗示が有効に働くことは、成功哲学の名著『思考は現実化する』でも強調されているところです。

また、指導者や部下を持つ立場の人に対しては、「ピグマリオン効果」というものを理解しておくようにススメテいます。

ピグマリオン効果

 40人の生徒のいるクラスを20人ずつ2つのグループA、Bに分ける。学力はAB平均して同じようにしておく、まず第1回のテストをする。Aのグループには採点した答案をかえすが、Bのグループの答案は見もしないで、教師がひとりひとり生徒を呼んで、テストの成績はよかったと告げる。もちろん、でたらめである。

やがてしばらくしてまた、第2回のテストをする。前と同じようにAグループには点のついた答案を返し、Bグループにはひとりひとりを呼び出して、こんどもよくできていた、と答案は見せず、返さずに伝える。生徒はいくらか不審に思うが、ほめられるのは悪くない。あまりうるさいせんさくはしないでそのままにしてしまう。

こういうことを何度かくりかえしたあと、こんどは全員の答案を採点、AB両グループの平均点を出してみる。すると、ほめていたBグループの方がAグループより点が高くなっている。これがピグマリオン効果と呼ばれるものである。

『思考の整理学』 外山滋比古(著)より

まったく根拠なしにほめていても、こういうウソから出たマコトがあります。まして、多少とも根をもったほめことばならば、かならずピグマリオン効果をあげるはずです。

雰囲気はバカになりません。いい空気のところでないと、すぐれたアイディアを得ることは難しいのは確かです。

このようなことから、ひとの考えに対して、不用意なことばを慎まなくてはなりません。肯定的な姿勢をとるようにしなくてはなりません。よくわからないときにも、ぶっつけに、「さっぱりわかりませんね」などと水をかけるのは禁物です。

「ずいぶん難しそうですが、でも、何だかおもしろそうではありませんか」とやれば、同じことでも、受ける感じはまったく違ってきます。すぐれた教育者、指導者はどこかよいところを見つけて、そこへ道をつけておくことが大事です。

自分の過去をふりかえって、とにかくここまでやってこられたのはだれのおかげかと考えてみると、たいていは、ほめてくれた人が頭に浮かびます。

友には、ほめてくれる人を選ばなくてはいけません。ほめられると、われわれの頭は調子に乗り、つい勢いづいて、思いもかけないことが飛び出して来ます。

私たち、平凡な人間は、見えすいたことばでもほめられれば、力づけられます。お世辞だとわかっていても、いい気持ちになります。それが人情なのではないでしょうか。

・・・以上、ほぼ『思考の整理学』からの抜き書きですが、参考になりそうです。

『思考の整理学』外山滋比古(著)
『思考は現実化する』ナポレオン・ヒル(著)

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